価格制御
1. 概要
当サービスでは、得意先ごとに商品の販売価格を制御できます。 特定の得意先に対して、商品単価を制御する方法と、値引き設定で制御する方法で、価格が制御できます。
2. 単価と値引き
1. 得意先の価格制御
企業間取引では、得意先ごとに契約条件(支払条件、納期、数量割引など)が異なるため、販売価格が一律ではありません。このようなケースに対応した価格管理を行います。
(1)単価
商品には、グループ単価(標準単価、グループ単価)の設定があり、得意先に設定されるグループ単価の設定によって、適用される単価が変更されます。
標準単価
標準となる単価を設定できます。
下記のどちらかの条件に一致する場合、標準単価が適用されます。
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得意先のグループ単価の設定が未設定
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得意先が所属するグループ単価の商品単価が未設定
グループ単価
グループ単価別に単価の設定ができます。
得意先に設定されているグループ単価が商品のグループ単価と一致する場合、グループ単価単価が適用されます。
(2)値引き
値引きは、以下の種類があります。
(3)値引きルール
複数の値引き方法が適用できる場合、適用が優先される順番があります。
ここでは、このような値引きの適用に関するルールを説明します。
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単価の決まり方は「グループ単価」が設定されているかで決まります。 「グループ単価」が設定されている場合、グループ単価になります。 「グループ単価」が未設定の場合、標準単価になります。
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値引き種類には優先順位があり、左から右に値引きが適用されます。
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カスタム価格、特別値引き、ボリュームディスカウントは併用されません。
2. 卸先の価格制御
当サービスでは、得意先の卸先にも単価や値引きの設定が可能です。
通常の得意先と同様、単 価と値引きの組み合わせで購入価格が決定します。
下記の図は、一次販売店である「A 代理店」が、二次販売先である「卸先 B 社」「卸先 C 社」「卸先 D 社」「卸先 E 社」「卸先 F 社」に卸すイメージ図です。
(1)単価
A 代理店のユーザーが購入する場合でも、卸先ごとの単価が設定がされている場合は、卸先の設定を優先します。
そのため、A 代理店の会員 A は、カートで卸先を選択することで、卸先各社それぞれに設定されている単価で商品を購入することができます。
(2)値引き
得意先に対する値引き同様の値引きが利用できます。
A 代理店の会員 A が卸先を指定すると、卸先各社に設定されている値引きが適用されます。