在庫と納期の制御
在庫と納期の制御について説明します。
1. 概要
当サービスでは、在庫管理機能を提供しております。
各商品の在庫状況を管理しながら、その在庫状況に合わせて、各商品の納期の表示を制御することができます。
2. 説明
本章では、在庫管理の基本的な考え方、および、在庫状況に合わせた納期の表示についてご説明します。
1. 在庫の管理
「各商品の在庫数が、どの倉庫に、どれだけあるか」を管理するのが在庫管理です。
在庫数は、注文および出荷に関する操作が行われると、システムにより自動的に変動します。
(1)在 庫管理における「3 つの数値」
当サービスにおける在庫管理で重要となるのが、下記の 3 つの数値です。
① 在庫数
商品の在庫数です。各商品が、どの倉庫に、どれだけあるかを管理することができます。
② 引当済数
特定の注文に対して、既に確保された在庫数のことです。
③ 注文可能数
これから受注することが可能な在庫数のことです。 「在庫数」から「引当済数」を引いた数、とも言えます。
3 つの数値を関係式で表すと、下記のようになります。
【3 つの数値の関係式】
「在庫数」=「引当済数」+「注文可能数」
(2)在庫と注文の関係
在庫と注文の関係を、前述の「3 つの数値」(① 在庫数、② 引当済数、③ 注文可能数)を軸に説明します。
<注文 → 引当済数>
当サービスでは、注文を受け付けると、自動で在庫の引当が実施されます。(※1)
その際、② 引当済数は、自動でカウントされます。
<引当済数 → 注文可能数>
③ 注文可能数 は ① 在庫数 から ② 引当済数 を引いたものであるため、② 引当済数 のカウントに伴い、③ 注文可能数 は自動で減少します。
<注文可能数 → 注文>
③ 注文可能数 が 1 以上のとき、その商品の受注は可能です。
③ 注文可能数 が 0 のときは、その商品の「バックオーダー」の設定により、受注の可否が異なります。
「バックオーダー」とは?
注文可能数が 0 であるために即時出荷できないものの、商品が入荷次第出荷予定として、受ける注文のことです。
■ 商品設定で「バックオーダー不可」としている場合
受注はできません。
■ 商品設定で「バックオーダー可」としている場合
受注が可能です。
(3)在庫と出荷の関係
当サービスでは、出荷業務を実施すると(※2)、自動で ① 在庫数、② 引当済数、③ 注文可能数 が減少します。
【注意】
当サービスでは、返品機能を提供していますが、返品に応じて在庫数を増やすことは行っていません。
在庫数を増やす場合は、管理画面の商品詳細画面にて、在庫数を変更してください。