

このコラムでは、海外輸出を実施している企業さま、もしくはこれからの越境取引を検討されている方向けに、セカイカートに限らない越境BtoB ECに関する基本情報を提供いたします。
デジタルが切り開くグローバル市場
従来の輸出では、代理店や商社を経由して販路を築くのが一般的でした。
しかし、越境BtoB-ECを活用すれば、企業が自ら海外企業に直接アプローチでき、販売チャネルの多様化が可能になります。これにより、中小企業でも従来は難しかった市場への参入が現実的になりました。
ニッチ市場へのアクセス
特定の産業向け部品や地域特有の製品など、従来は販路が限られていた商品でも、オンラインプラットフォームを通じて世界中の潜在顧客にリーチできます。
需要は小さいですが、利益率の高いニッチ市場をターゲットにできる点は、越境BtoB-ECならではの強みです。
顧客データを活用した戦略展開
従来の間接的な取引では、最終顧客のデータは十分に得られませんでした。
越境BtoB-ECでは、顧客の購買履歴やアクセス動向を直接把握でき、販売戦略や製品開発に活かすことが可能です。これにより、よりきめ細かな市場対応が可能となり、取引先との関係も強化されます。
持続的な販路拡大の基盤
一度ECを通じた販路を確立すれば、展示会や訪問営業に依存せず、継続的に商談を生み出す仕組みを構築できます。
特にパンデミックや国際情勢の変化など、対面営業が制限される状況下でも販路を維持できる点は、企業のリスクマネジメントにもつながります。