

事例概要
【業界】パソコン周辺機器 卸業
【売上規模】100〜300億円
【課題】大量の受発注業務における注文入力ミス、遅延を解消
【解決】BtoB EC(Web受注システム)の導入で全取引先の40%に上る多くの得意先様にECサイトから直接注文入力を行ってもらうことにした
【必須システム機能 】
・得意先、商品毎で仕切り率を設定する
・得意先の先の卸先(最終納品先)毎に仕切り率を設定する
・得意先、商品毎で販売可、販売不可を管理する
・在庫が0個の場合でもバックオーダーにより販売可とする
背景/課題 BtoB EC導入のきっかけ
本ユースケースで取り扱う企業様は、300社を超える得意先(小売、量販店等)から月間数千件の注文を受けていました。
受注業務の実態は、各営業担当者が、電話、FAX、メールで注文を受け付け、社内の販売管理システムに入力しており、入力ミス・漏れ、納期遅延が多発。
たびたびトラブルを発生させ、得意先が競合他社に流れていくを事態を招いていました。
また、得意先と商品を条件に細かく仕切り率が設定されており、営業担当者以外が業務を分担対応することも難しい状況でした。
課題と対策
【課題】
主要解決課題を以下の2点に設定し、課題に取り組まれました。
(1)得意先、商品毎で複雑な仕切条件が存在すること
(2)受注入力作業が高負荷となっていること
【対策】
(1)複雑な仕切条件
仕切条件のルールをシンプルにする方針として定め、社内で無数にあった仕切り条件のパターンを絞り込み、再設定されました。
(2)受注入力作業が高負荷
多くの得意先から、最近、電話・メール・FAXではなく、Webで注文入力するケースが増えているとの話を受けていたこともあり、得意先向けにWebシステムの提供について検討を開始されました。
その後、上記の仕切条件の設定が可能であり、得意先が簡単に注文入力可能なBtoB ECクラウドサービス(カートサービス)を導入するに至りました。
セカイカート導入後
BtoB ECシステム内で得意先・商品よる仕切条件の設定を行い、得意先および、自社の営業担当者が複雑な仕切率を意識する必要がなくなり、担当者への依存度を下げることができました。
また、得意先が注文入力することで、電話・メール・FAXの注文が減り、営業担当者の作業負荷が大幅に軽減され、効率的かつ、正確な受発注が実現できています。